000%

更新

NOTES · SEO / GEO / AEO05 · 2026.10

既存サイトを診断し、修正順序を決める

公開URL一覧と実際の応答を照合し、アクセス・本文・URL・事実の誤りを探す。修正前の記録を残し、原因の位置と期待結果を定めてから実装する。

§ 01SEO / GEO / AEO

公開範囲とURL一覧を確定する

検索にないページをすべて同じ方法で直すと、原因が残る場合がある。リンクがなく発見されない記事には発見経路、noindexのある記事には指示の修正、本文に答えがない記事には内容補強が必要だ。まず同じURLの実際の応答と検索処理記録を比較し、どの段階で資料が抜けたか探す。

運用担当者と公開・検索対象の範囲を先に決める。全公開コンテンツを検索許可する方針なら、記事・告知・紹介・写真説明という種類だけでnoindexを追加しない。ログイン資料、下書き、公開予約前、撤回記事は別状態にする。検索除外とアクセス制限は別設定なので、非公開資料は認証・権限で保護する。

コンテンツストアやCMSから公開URLを抽出し、サイトマップと実際のメニュー・本文リンクから見つけたURLと照合する。サイトマップだけでは、そこから抜けた記事を発見できない。一覧・詳細・ページ分割・画像・添付といった経路の種類も記す。本文リンクにもサイトマップにもない公開記事は、接続追加の候補になる。

URLごとにコンテンツID、種類、公開状態、期待コード、代表URL、公開日・実質更新日、関連質問を記録する。各テンプレートの代表URLから標本検査を始め、最後は対象全件に照合を適用する。下書き・撤回・不存在URLも別標本にし、公開記事と混ざらないか確認する。

§ 02SEO / GEO / AEO

デプロイ前の基準値と観測表を作る

観測開始前に対象URLと質問を固定する。デプロイ前記録があれば同じ集合で比較し、なければ最初の観測を基準にする。URL追加や質問変更は版を分け、追加分を示す。総数だけでは新規コンテンツの増加と既存ページ改善を区別しにくい。

技術記録にはサイトの実応答、検索記録には検索エンジンの最新処理状態、AI記録には質問への答えと引用を残す。同じURLでも3記録の時刻は異なり得るため、各原文を観測時刻とともに保つ。以下は最初の図書館エラーを記録する架空例だ。

デプロイ直後は、新本文と代表URLが応答に反映されたか確認する。その後の検索・AI観測では最新クロール日と引用文書の日付を読む。旧資料が残るかに応じ、再クロールを待つか文書の期間説明をさらに直すか決める。

同じ文書を3か所で記録する
技術応答
架空の入力・結果
10月24日09時、開館時間案内revision 2、200、canonicalはホーム
比較する理由
200でも代表URLが詳細と異なる問題を探す。応答HTMLをデプロイ版と結び付ける。
検索検査
架空の入力・結果
10月23日クロール、選択代表URLはホーム、最新検査の原文を保存
比較する理由
今日修正した応答と昨日のインデックス資料を同じ結果として扱わない。
AI回答
架空の入力・結果
新規会話・韓国語・Web検索モードで11月1日の利用を質問し、2025年記録を引用
比較する理由
質問の日付と出典の適用期間を比較する。サービス・確認可能なモデル・観測時刻を原文に添える。
§ 03SEO / GEO / AEO

初期構築・改修・新機能追加の範囲を分ける

初期構築では公開URLと基本本文、ページ別タイトル・説明・代表URL、robots、サイトマップ、検索プロパティ登録を用意する。改修では旧URLの移転・保存方法、現在と過去の情報の区別、新しいデータ取得の公開条件も調べる。

新メニューや画面領域を追加する場合は、何をどこから読み、どう詳細につなぐかを先に記す。初期応答に本文・タイトル・詳細リンク・画像・原文出典があるか確認する。タブ・カルーセル・スクロール後にだけ現れる資料は、ブラウザー動作とクロール可能な経路を併せて見る。

変更段階ごとの必須入力
初期構築
先に用意する資料
質問–ページ一覧・公開方針・本番ドメイン
再確認する結果
基本応答・本文・URL・登録
サイト改修
先に用意する資料
旧→新URL対応表・保存本文・新データ経路
再確認する結果
旧リンク・新本文・保存ページ・キャッシュ
新コンテンツ型
先に用意する資料
一覧/詳細経路・公開条件・原文/メディア出典
再確認する結果
インデックス指示・サイトマップ・関連リンク・観測対象
現在の事実変更
先に用意する資料
変更前後の事実・発効日・根拠文書
再確認する結果
紹介・FAQ・構造化データ・自前検索の時点
§ 04SEO / GEO / AEO

サーバー応答とブラウザー画面を一緒に集める

以下はmacOS・Linuxシェルで行う読み取り専用調査例だ。example.comは説明用ドメインなので対象に置き換え、ページには公開詳細記事を1つ指定する。Cookieや管理者認証を付けずに始める。

AUDIT_ORIGIN='https://example.com' AUDIT_PAGE="$AUDIT_ORIGIN/guides/opening-hours" mkdir -p seo-audit curl -sS -D seo-audit/page.headers -o seo-audit/page.html "$AUDIT_PAGE" curl -sS "$AUDIT_ORIGIN/robots.txt" -o seo-audit/robots.txt curl -sS "$AUDIT_ORIGIN/sitemap.xml" -o seo-audit/sitemap.xml

最初の要求では転送を自動追跡していない。ヘッダーファイルでコード・Location・X-Robots-Tag・Content-Typeを読む。3xxなら次のコマンドで最終URLと転送回数も記録する。正常な代表URLはログイン画面ではなく意図した公開本文を返す必要がある。

curl -sS -L -o /dev/null -w 'status=%{http_code} redirects=%{num_redirects} final=%{url_effective}\n' "$AUDIT_PAGE" rg -n -i 'noindex|canonical|<title|application/ld\+json' seo-audit/page.html

rgはファイル内の文字列検索コマンドだ。結果から設定位置を探す。1行HTMLやJavaScript文字列も拾うため、実際のタグと本文を区別して読む。新しい未ログイン画面で同じURLを開き、本文・写真・リンクを確認する。HTMLに答えがなくローディングだけなら、レンダリング構成のデータ取得手順をたどり、どの段階で入るか調べる。GoogleのJavaScript処理ガイドも参照する。

保存HTMLに休館日がなくブラウザーにはあるなら、その間のJavaScript実行とデータ要求を調べられる。両方にないなら原稿かサーバークエリを直す。この差を確かめれば、検索露出の少なさだけでフレームワークから変えることを減らせる。

静的写真とCMS写真を1枚ずつ選び、同じ画面幅で開く。静的写真は幅付き変換URL、CMS写真は元URLを要求するなら、CMSフィールドからimg.srcまで追う。CSS幅だけでは送信バイト数は分からない。CMS画像実習の元画像表示と派生画像表示は同じ資料・配置を使うため、配信方式を比較できる。

§ 05SEO / GEO / AEO

症状を修正位置につなぐ

リポジトリでは以下の検索で設定生成位置を探す。パスはプロジェクト構造に合わせる。既定値だけでなくページ別上書き、ヘッダー、デプロイ環境まで追う。同じnoindexがHTMLとHTTPヘッダーに重複する場合がある。

rg -n 'noindex|X-Robots-Tag|generateMetadata|canonical' src app public rg -n 'sitemap|robots|dateModified|datePublished|application/ld\+json' src app public rg -n 'published|visibility|deletedAt|publishedAt' src app

外部ピアレビューがあれば、対象URL・時点・条件・観測値をまず転記する。実応答とコードで再現して修正位置につなぐ。修正済み、未解決、運用方針と合わず不採用の提案を分ける。性能指摘は同じページ・機器・ネットワーク条件で前後を測定する。

写真が遅い原因は要求時点でも変わる。HTMLにURLが遅く現れるならレンダリング・データ取得、早く現れるがダウンロードが長いなら容量・接続を見る。受信後の表示が遅いならメインスレッドとデコードを確認する。この順に絞れば、フレームワーク全体を変える前に修正位置を探せる。

症状別の調査・修正範囲
公開記事にnoindex
探すコード・設定
ページメタデータ・サーバー/CDNヘッダー
修正方針
公開方針に合わせ除外指示を削除
画面には本文、応答にはローディングのみ
探すコード・設定
ページデータ取得・クライアント要求・SSR/SSG設定
修正方針
読める本文とリンクをサーバーから提供
詳細記事の代表URLがホーム
探すコード・設定
共通レイアウト・詳細メタデータ
修正方針
文書ごとの代表URLを計算
公開記事が一覧・サイトマップにない
探すコード・設定
公開クエリ条件・ページ分割・サイトマップ生成
修正方針
共通公開条件と発見リンクを接続
AIが古い内容を回答
探すコード・設定
現案内・過去記事・更新日・後続リンク
修正方針
有効時点と変更事実を本文に明記
出典はあるが質問の核心の答えがない
探すコード・設定
本文構造・根拠資料・質問とページの対応
修正方針
対象・条件・方法・例外を具体化
§ 06SEO / GEO / AEO

修正順序と判断根拠を決める

まず非公開露出、公開記事へのアクセス失敗、広範囲の誤noindex・代表URLなど、対象全体への問題を処理する。次に本文欠落・切れたリンク・日付と事実の誤りを直す。タイトル・要約・表・画像説明は答えを見つけにくいページから改善する。外部回答は修正前の基準を一度記録し、公開後に同条件で続ける。

課題は「URL/症状/原応答または画面/原因位置/修正/合格条件/再観測質問」で記録する。共通レイアウトのnoindexが公開詳細に来る場合、既定値と公開ページ上書きを直し、正常記事・下書き・不存在URLを一緒に確認する。根拠のない推測は調査項目として残し、修正課題と分ける。

Googleの生成型検索は基本的な検索品質と技術要件を使う。公開本文・アクセス・出典を先に直す。llms.txtを読む別ツールを運用するなら、渡す内容と更新時点を定める。生成型検索最適化ガイド

§ 07SEO / GEO / AEO

次の段階へ渡す資料

診断後は質問–URL一覧、公開状態表、応答・画面記録、優先順位付き修正一覧を残す。担当者がコード位置と合格条件を直接見つけられる形にする。外部報告にアクセスできなければ、参照可能と未観測を記録する。空欄の理由も次の観測者に伝わるよう書く。

診断各項目を修正ファイル・設定・内容と期待応答につなぐ。レンダリング変更は更新頻度と公開条件、URL問題は代表URLと旧URL対応表を先に定める。修正後は同じURLと質問で再確認する。

§ 08SEO / GEO / AEO

架空図書館の3症状を修正課題にする

開館時間詳細URLを未ログインで要求し本文を保存する。ローディングだけなら取得時点を調べ、canonicalがホームなら詳細メタデータ生成位置を探す。旧時間割を現在の質問に使えるか、日付と適用期間を照合する。

次の表は図書館の3誤りと修正位置をつなぐ。応答HTML、canonical、過去案内本文を並べて読むと必要な変更を区別できる。

架空図書館の3症状を修正課題にする
本文欠落
観測内容
初期HTMLに日曜開館時間がない
次の対応
サーバー取得・SSRまたは静的生成を選ぶ
代表URL誤り
観測内容
詳細文書のcanonicalがホーム
次の対応
記事別代表URLを生成
過去事実の混同
観測内容
旧時間割に適用期間・現案内がない
次の対応
期間・現案内リンク・本文条件を修正
§ 09SEO / GEO / AEO

技術欠陥と内容欠陥の根拠を分ける

同じ「検索流入が少ない」でも原因は異なる。応答に本文がなければ配信経路、申込条件がなければ原稿、申込ボタン後のエラーならコンバージョン経路を調べる。キーワード調査と実際の問い合わせから質問を診断表に入れ、各ページが答えるか確認する。

基準には質問・URL・公開版・適用期間・観測時刻を併記する。今の画面と1か月前の検索報告を直接比較せず、どの原稿が実際に出た可能性があるか確認する。検索意図別マップの文書役割を基準に不足を探す。

§ 10SEO / GEO / AEO

インデックス済みでも生成型回答に出ない場合を絞る

架空の開館案内がURL検査で登録済みでも、回答から休館条件が抜ける場合がある。まず実際の引用URLを保存する。現案内なら本文の例外とnosnippet・data-nosnippetによる除外を読む。過去記録なら期間と現案内リンクを照合する。引用なしならSearch generative AIの参加設定と質問に合う内容を確認する。

診断表に質問と引用URLを併記し、URL検査の最新クロール日とスニペット指示も添える。2025年案内の引用なら、その期間と現案内リンクを先に見る。現案内を引用しつつ休館日を落としたなら、その文と例外説明を照合する。

例えば最終クロールが10月20日で休館条件を24日に追加した場合、20日資料の回答には新条件がないかもしれない。24日以降の資料でも例外を落とすなら、答えと条件の配置、引用箇所、質問解釈を再確認する。クロール日比較は修正が未配信の場合と、届いた内容の誤使用を分けるためだ。

— FIN —